病院の待合で

気がつけば、
一ヶ月以上も
更新しないままでした。

今日は通院の日、
二時からの診察にあわせ
1時45分ごろ家をでたら
なんと、あられが降ってきた。
風も冷たく、真冬のよう
思わず、真冬のコートに
変えての通院となりました。

病院の受付に行くと
三人の女性がいました。
一人は60代前後の女性
そして二人は二十代～三十代くらいかな。

三人は、どうも一人が診察を受け、
二人は付き添っている感じ。
受付の方が「五番の前でお待ちください」
と言ったので、同じ乳腺外科だとわかりました。

受付を済ませた三人は
のろのろと歩き始めましたが
あきらかに、一番若そうな女性が
下を向きくら～い表情をして
足取りも重い感じがしました。

私も受付を済ませ、
同じ五番の前に座ると
ほどなく、呼ばれて
三人が診察室に入っていきました。

しばらくして、でてきた三人。

若い女性は、うつむいたまま
診察室から出てくると
そのまま待合のイスに座り込み
私の横でガタガタ震えていました。
そして今にも目からは涙が
あふれそうでした。

母親らしき年配の方が
しきりと一番若い女性に
「大丈夫よ、大丈夫」と言っています。

約二年前、初めて乳腺外科を
夫と訪れ、がん告知を受け
頭が真っ白になった
自分を思い出し、

「大丈夫ですか？」と声を
かけようか、いやそれは
まずいよな～と葛藤しながら
私まで涙があふれそうになりました。

母親に抱きかかえられるようにして
席をたった女性。
乳がんなのかはわかりませんが
心の中で「がんばれ～」って
言っていました。

病院の待合
きれいで
あったかい
雰囲気だけど

時々、辛いことや
悲しいことに遭遇することも
あります。













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