ゆっくり時間をかけてご飯をたべること

私の家族はみんなとても早食いです。

特に実母は、兄弟姉妹が六人もいて
しかも母の実家は商売をしていたので
ゆっくり食べてると、片付けられたらしく
恐ろしいほどの早食いなんです。

以前、姪（私の弟の娘）が
まだ赤ちゃんだった頃のこと。

おばあちゃんになった実母は
離乳食を始めたばかりの
姪に、ご飯を食べさせていました。

それが、また、強烈な速さ。
まだ、姪の口の中には
たくさん入ってモグモグしているのに
これでもか、これでもかと
スプーンを口に運ぶんです。

まだ赤ちゃんなのに
おばあちゃんの速度に
必死にがんばっている
姪の姿をみて

はっとしました。

早食いは作られるものなんだ。。

今、私は早食いという
生活習慣を直そうと
がんばっています。

私は数回程度噛んで
胃の中に食物を流し込む
早食い人間ですが

朝も昼も夜も許される限り
50回をめやすに
咀嚼することにしています。
しかも口に運ぶ一回の量を
できるだけ少なくして。

きっかけは、体重増加です。
ホルモン療法の影響なのか
年齢の影響なのかは
定かではありませんが

術後二年で
あれよあれよと
４キロ増加。

４キロ増加は
気づかない人も多いけど
「太った？」と聞かれることも
多いです。

早食いは、脳が満腹になったと
指令を出す前に
たくさん食べ過ぎるので
肥満の原因になることは
ご存知だと思います。

肥満防止のほかにも
よく噛んで食べることで

・脳の働きをよくする
・内臓の働きをよくする
・唾液がよくでる
・全身運動になる
・虫歯や歯周病を予防する
・リラックス効果がある

そうです。

食事もそうですが、
今までの人生、
いつも走ってきました。
何かに追われるように
人に追い越されないように
がんばって走ってばかりいました。

癌を患ってからは
追いつかれ
追い越されてもいいから
ゆっくり自分のペースで
歩こうときめたはず。

食べることもゆっくりゆっくり
生きることもゆっくりゆっくり

５０回の咀嚼をはじめて
あっというまに２キロおちました。