春はる物語

 


　あるところに、とっても食いしん坊な犬がいました。
　食いしん坊な犬は、はると呼ばれていました。




　お天気の良い日、はるはお散歩にでかけました。
　はるは、びっくりしました。
　それは、腰が痛くてしばらく外に出れなかったあいだに
　外はすっかりあったかくなり、景色が明るくなっていたからです。

　　公園に行くと、きれいなお花や緑の草が　
　　いっぱい生えています。
　　はるは、とってもうれしくなりました。
　　はるは色鮮やかなお花や草が
　　とってもおいしそうにみえたからです。
　　草の匂いをかいでみました。
　　春のにおいがしました。

草をちょっと食べてみました。でもあまり美味しくありません。
はるはがっかりしました。


　芝生も少し緑になってきています。
　はるは芝生の根っこを掘って、かじるのが大好きだけど、
　看板をみて掘るのをやめました。
　はるは、またがっかりしました。

 



　　　公園を抜けると、大好きなプリンちゃんのおうちです。
　　　プリンちゃんのおうちのプランターにも
　　　きれいなお花が咲いています。
　　　食べてもいいか、プリンちゃんに聞こうと思ったけど
　　　プリンちゃんはいませんでした。


　　さらに歩いていると、
　　きれいな桜草が咲いていました。
　　水仙の花やひなげしの
　　花も咲いています。
　　はるは、お花がとってもとっても、
　　おいしそうに見えて
　　食べたかったけど、がまんしました。


　そうしているうちに、はるは、おうちに帰ってきました。
　あれ！？はるのおうちにも、見たことのない
　葉っぱがいっぱいあります。
　よく見ると花も咲いています。

　　　はるは、もうがまんできなくなりました。
　　　そして、とうとうパクッと食べてしまいました。


ソラマメの味がしました。
美味しくて美味しくてたまりませんでした。
はるはまた明日も食べようと思いました。 
おしまい　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　いつもありがとうございます(o^o^o)