生理が無いということ

よく、閉経になった方から
「生理が無いと楽よお～」
って言う声を聞いていました。

初潮を迎えて三十数年の長い間
毎月毎月おとずれることが
当たり前だったころ、
「無いと楽」と言われても
あまりピンときませんでした。

何が楽なのか、よくわからなかったのです。

生理がこないと
それを処置する手間がいらないことが
楽なのかな～とぼんやりと思っていました。

乳がん治療を始めて
ぴたりと生理がとまって
もうすぐ三年になります。

そして、私もやっぱり
「生理が無いと楽よお～」と
言いたいです。

何が楽なのかと言うと

私の場合、生理そのものより
卵胞ホルモン（エストロゲン）や
黄体ホルモン（プロゲステロン）の
分泌のリズムで
精神バランスが崩れることが
なくなったことなんです。

生理があるころは、
ホルモンバランスの影響で
精神的に不安定になる時期があって
いつもなら平常心でいられることに
すごくイライラを感じたり
そうかと思えば悲しくなったり
むしょうに甘いものが食べたくなったり。

生理の周期で
精神的な起伏が起こり
それを自分自身でコントロール
できないことが無くなったことが

とっても楽になった要因です。

生理をとめて、
本当におだやかに
暮らすことができるようになりました。

来月、最後のリュープリン
このまま生理がこないでほしいと
つくづく思います。

こんなふうに思うって
老化なんでしょうかね。。