入院日記 ９ ～平らな胸～

手術後二日目にして、はじめて自分の目で、乳房のなくなった胸を直視しました。

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7月3日の手術から、二日目の5日になると
麻酔の影響も全くなくなりました。
手術翌日の膀胱炎や下痢も治まりましたし
座薬を使わなくても大丈夫なくらい
痛みもとれてきました。

それにシャワーも浴びれることになりました。

自分の胸はいったい、どうなっているのだろう。。。
もし私がＤカップ、Ｅカップ以上の
大きな胸の持ち主なら
触るまでも無く
見て確認するまでも無く
左右のアンバランスに
胸がなくなったことを
実感できていたにちがいありません。

ところが、自称Ｂカップσ(^_^;)
もしかしたらＡカップの私には
右の乳房がなくなったという
感じは全くありませんでした。

そおっと左の手の平で触れてみました。
・・・∑(￣[]￣；)!ﾎｴｰ!!

平らで硬い感触です。
まだ10歳前くらいの胸のふくらみが
ない子どものころの感じです。

右手で左の乳房に触れてみました。
小さいけれどやわらかく丸い感触。

そっか、やっぱりなくなったんだな～

そしてパジャマのボタンを
ゆっくりはずします。
胸帯というスポーツブラの
ゆるい感じのものをつけているのですが
胸帯のマジックテープを
バリバリとはずします。

脇の下から、横にまっすぐ12センチくらいの
キズがなまなましく目に映りました。
乳房はきれいになくなっていました。

そして私は、この現実をきっぱり
受け入れることができました。
もうこのカラダが私なんだと。

幸いなんだかよくわかりませんが、
もともと小さい乳房のためと
大胸筋が発達しているためか
今までのブラジャーをつけても
ゆったりめの服を着ると
外見からはわからないのです。

るっちが、
「ぜんぜんわからないよ～
　全く問題なし、ぜんぜん気にすることない」と
励ましてくれるのですが
どうも素直にうけとれないのは(-゛-ﾒ)
どうしてでしょうか。

ぜんぜん、ぜんぜんってどういうこと！！ヽ( )｀ε´( )ノ ﾌﾞｰﾌﾞｰ!!
 

　　入院中、はるちゃんは
　　玄関先で音がすると
　　二階リビングから
　　のぞいてばかりだったそうです。

　　私のことを思っててくれたのかなあ。。