入院日記 最終回 ～るっちの涙～

7月3日に手術、4日は麻酔の影響と、傷の痛みでつらい一日でしたが、
5日は体液を外に出すドレーンという管もとれ、普段とかわらない生活が
できるようになりました。そして6日には退院ということになりました。

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手術の翌日の7月4日の話。


　　　朝9時過ぎに、実母ヤスコが

　　　「具合はどう？」とやってきました。

　　　「あれ？るっち（夫）は？」（￣ー￣?）.....??





　　　　　母は、広島県の実家から、
　　　　　私の手術のため上京していて、
　　　　　その日は、我が家から、るっちの運転で
　　　　　病院に来てるはずなんです。



当然私は、るっちも一緒にやってくるものと思っていました。
だって、手術の翌朝です。
もし私だったら会って様子をみて声をかけると思うのです。
しかも、病院まで来てるわけです。

ところがるっちは、ヤスコを車からおろして
さっさと家に帰ったらしいのです

(　 ﾟ ▽ ﾟ ;)ｴｯ!!信じられない！

るっちは私の入院にあわせて
少し早い夏休みをとっていて
別に仕事でも用事があるわけでもないのです。

釈然としない気持ちでしたが
その日は、カラダもしんどく
まあ、すぐに来てくれるだろうと思い直しました。

ところが、お昼になっても
3時になっても
夕方になっても
やってきません。）￣ε￣（　ﾌﾞｰ

な～んか、冷たい夫だと
だんだん腹がたってきました。
一日病室にいてくれた母に
愚痴っていたら、どんどん腹がたってきます。　（○｀ε´○）ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ!!　

すると、母が教えてくれました。

手術が終わって
私の麻酔が効いている間に
主治医に家族が呼ばれ
全摘した乳房をみせられ、
手術や私の癌について説明をうけたそうです。

　　そのとき転移がないと聞いて
　　るっちは涙を流していたというのです。
　　母はるっちの涙をみて
　　転移がなくて本当によかったと
　　改めて思ったというのです。

　　　そっか・・・るっちは、ないてたのか。。。
　　　6月はじめに癌がわかって以来
　　　ずっと側にいて励まし見守ってくれたんだ
　　　るっちも眠れない夜が続き
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　しんどかったのは、私だけじゃなかったんだもんな

　　　　　　　　　　　　　　　　　そっか、るっちはないたのか。。。。
　　　　　　　　　　　　　　　　　るっち、いろいろありがとう。。。



(｀□´)ｺﾗｯ!　　それは別の話！

なんで乳房全摘手術をした翌日の
妻の具合を心配しないんじゃ！！
るっちはいつもツメが甘いんじゃ！！

夕方、
「どう？大丈夫？」
るっちは、母を迎えに
笑顔でやってきたのでした。むかっ(;`皿´)い～だ！！


　　るっちとあつこの喧嘩に
　　慣れないと、このうちでは
　　生きていけないわよ。

　　入院日記は今回で終わります。